『Tower of Fantasy(幻塔)』開発元のHotta Studioから、新作オープンワールドRPG『Neverness to Everness』が発表された。マルチプラットフォーム対応(モバイル・PC・コンソール)でリリース日は未定。
流行りのトゥーンレンダリング3Dを起用した本作は、ヘテロシティといわれる街を中心として始まり、異象ハンターとして依頼を引き受けながら、不思議な能力を持つ仲間とともに巷を駆け巡って異象と関わっていくといった世界観のゲームとなっている。
個性的なキャラクターとおしゃれな映像は公式サイトから確認することができる。
※公式サイトは音が出るので注意
『Neverness to Everness』公式X(旧Twitter)
『Neverness to Everness』公式Youtube
紹介トレーラーからは、近代的な世界観を持つヘテロシティの一部をを垣間見ることができる。コンビニや住宅街など、私達が普段見慣れているような建造物が多いようだ。
『Tower of Fantasy(幻塔)』や『原神』など、近年では見慣れたUIデザインと操作感であるように見て取れるが、『Neverness to Everness』で特徴的なのはやはり車だろうか。
近代的世界観でなければ実装が難しそうなリアル寄りの車に力をいれることで、ファンタジーより現実感のある世界観が好きなターゲット層に刺さると予想される。
操縦だけでなく車のカスタマイズも細かにできる。キャラクターだけでなく、こういったメカのビルド要素が好きという人も多いだろう。
ゲームプレイトレイラーからは実際のプレイ映像を見ることができる。ゲームシステムは『原神』に似ていて、プレイヤーは4キャラクターを交代しながら戦闘や依頼探索を行っていくようだ。
乗車している映像からはどことなく『Grand Theft Auto』シリーズを彷彿とさせる。
UIの類似度が高いことなどから、恐らくトレーラーを見た人は「ほぼ原神じゃないか…?」といった感想になるだろう。しかし、よく言えばそれだけ多くのプレイヤーに愛されたUIということである。
しかし、アニメレンダリングのオープンワールドRPGは昨今数多く出ている。となるとユーザーの期待としては、どこで差別化されているかだ。
すでに『原神』をプレイしているユーザーは、ゲーム体験がほぼ同じなら移動しないだろう。世界観が違うという一点のみでユーザー確保は難しい…。
マルチプラットフォームとしてPC版があるのであれば、多少スペックを使ってでもMMOとして多人数プレイができてほしいというのが素直な感想だ。『原神』も多人数プレイではあるものの、MMOというよりは通信プレイに近い感覚だったので、このあたりのシステムが改良されていればより別のターゲットユーザーを確保できるかもしれない。
『Tower of Fantasy(幻塔)』が伸び悩んでいることを考えると、何かしらで差別化を図る必要があることは明白なので、Hotta Studioがどれくらいユーザーの期待を上回ってくるのかが今後の注目ポイントだ。