Dynamis One(ディナミス・ワン)から製作が公開された『プロジェクトKV』について、9月8日に同社から製作中止が発表された。
『プロジェクトKV』は、8月18日にティザーPVが公開され、9月1日にも公式サイトなどのメディア媒体でもさまざまな映像コンテンツが公開されるなどの盛り上がりを見せていた。
一方で、『プロジェクトKV』制作メンバーが元『ブルーアーカイブ』制作チームから集められていることや、『ブルーアーカイブ』に似た設定、キャラクターデザインに近い部分が存在していることを理由に、一部ユーザーの中では「意図的に寄せている」といった意見が続出、SNSなどで物議を醸していた。
『プロジェクトKV』のタイトルからも、『ブルーアーカイブ』の舞台であるキヴォトスを暗喩しているのではないかなど、2作を関連付けるような推論が横行するような状態でもあった。
9月8日、Dynamis One公式X(旧Twitter)から急遽『プロジェクトKV』中止についての案内が投稿され、既にデザインされたキャラクターや資料なども数多く存在するなかで、「関連資料はすべて削除」するという決断をすることになった。
既にキャラクターのファンアートなどが制作されていることもあり、仮に似ていたとしても期待していたユーザーが居たことは事実で、制作側もユーザー側も煮えきらない結果なった。
これらの騒動は中国や日本を始めとして炎上と表現されているが、中国と日本で問題視されていた部分が違うというところもSNSなどで指摘されている。
「問題と騒動でご心配をおかけしました点、深くお詫び申し上げます。弊社の至らなさにより生じた多くのご懸念、お答えに関しまして、どのような決定をし、お答えするべきか深く悩みました。」と、ことの重要性を深く認識していた様子。
詳細な問題点についての言及はなかったが、「弊社の未熟さによりこれ以上のご迷惑をおかけしないため、またご不便をおかけしないように『プロジェクトKV』は中止することにいたしました。」、資料を削除する旨を伝えたうえで「これからはご期待に答えられますよう、一層精進してまいります。」と締めくくられている。
魅力的なキャラクターたちや世界観が日の目を見ることがなくなってしまってことは素直に残念だと言う他ない。