ジェーンとセスを起用するPT編成が最も効率がいいというのは既に取り上げられていますが、ジェーンPTは【残りの一人】をどうするかでさまざまな編成が考察されています。
今回は筆者が個人的に試してみて高評価だったジェーンPTの考察と一般的な理想PTの紹介となります。
index
一般的なジェーン理想PT候補
ジェーンはセスとの相性が良すぎるため、現状セスを抜いた効率PTはほぼ存在しません。セスを使用をしたくない場合は、効率を気にしないカジュアルPTとしての運用になります。
型 | メンバー1 | メンバー2 | メンバー3 |
---|---|---|---|
ジェーンキャリー型 | ジェーン | セス | ルーシー |
ジェーン混沌異常型 | ジェーン | セス | グレース |
ジェーン強撃異常型 | ジェーン | セス | パイパー |
ジェーン電気支援型 | ジェーン | セス | リナ |
特務捜査班撃破火力型 | ジェーン | セス | 朱鳶 |
特務捜査班撃破速度型 | ジェーン | セス | 青衣 |
ジェンセス過激派型 | ジェーン | セス | EMPTY |
極端な話、ジェーンとセスだけで1PTとして成立するので、2PTの育成が難しい場合はこの2名のエージェントのみ構成すればOKです(ジェンセス過激派型)。
ジェーンキャリー型
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | ルシアーナ・デ・モンテフィーノ | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | カリュドーンの子 |
特性 | 異常 | 防護 | 支援 |
属性 | 物理 | 電気 | 炎 |
コンセプト
セスとルーシーをジェーンのキャリー要因として採用した型です。
ルーシーの特殊強化スキル『かっとばせ!』によって味方エージェントにバフを盛ることが目的で、ルーシーが2凸以上でないと効果を最大限に発揮できません。
ルーシーの心象映画2凸効果によって連携スキル使用時にも『かっとばせ!』が適用されるため、ルーシーが戦闘で特殊強化スキルを発動しなくてもバフを撒くことができ、火力要因であるジェーンを盤面に維持し続けることができます。
ジェーンが状態異常効率優先のディスク構成の場合に攻撃力が低めになるケースがありますが、この構成ではルーシーの開幕攻撃力のうち最大で25.8%+104Pt相当が『かっとばせ!』によって加算されるため、全体の火力底上げができるというのが優秀です。
微妙な点
ルーシーの追加能力『打席に立て!』の条件である「チームに自身と同じ属性または同じ陣営のメンバーがいる時に発動」を満たすことができず、イノシシは会心率と会心ダメージを受け継ぐことはできません。
また、物理・電気・炎となるため状態異常に一貫性がなく、ジェーンの強撃のみがメインのダメージソースとなります。
ジェーン混沌異常型
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | グレース・ハワード | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | 白祇重工 |
特性 | 異常 | 防護 | 異常 |
属性 | 物理 | 電気 | 電気 |
コンセプト
セスとグレースを採用することによって、物理と電気属性の状態異常を複合して【混沌】を連発する型です。
チーム内に同じ電気属性のセスとグレースが存在するため、グレースの追加能力『技術支援チーム』が発動して【感電】のダメージ効率増加が見込めます。
また、セスの追加能力『意気揚々』によって得られる全属性状態異常蓄積耐性が20%ダウン効果を最大限活かすことのできる編成となっている点で優秀です。
微妙な点
【混沌】を出すよりもジェーンが常に前に出て【強撃】を出し続けている方が強いのではないか…という意見もあり、グレースを採用する意味が薄いとされています。
ジェーンを採用する場合、ジェーンをどれだけ盤面に維持できるかというのが重要視されているので、グレースに無理に出番を回そうとするとダメージ効率が下がることが懸念点です。
また、グレースの追加能力『技術支援チーム』で【感電】ダメージを18%上げるために、グレースの強化特殊スキルを敵に命中させる必要があるため、その都度ジェーンを下げる必要があるという問題もあります。
ジェーン強撃異常型
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | パイパー・ウィール | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | カリュドーンの子 |
特性 | 異常 | 防護 | 異常 |
属性 | 物理 | 電気 | 物理 |
コンセプト
物理異常で統一し、全員が追加効果を得られるようにシナジーを追求した型です。
特性と属性が同じジェーンとパイパーを採用することで、状態異常効率の無駄を減らします。連携スキル使用時などにも物理状態蓄積に漏らしがなく、【強撃】のみによってダメージを出します。
パイパーの追加能力『一緒に飛ばそうぜい』の発動条件を満たしており、パイパーが「動力」を20重以上所持している時、チーム全体に与ダメージ18%アップのバフがかかります。
微妙な点
パイパーの動力を貯めるためにジェーンを盤面から下げると全体のダメージ量が下がることが懸念されます。
また、完全に役割が被っている点や、パイパーのモチーフ音動機『グロウル・マイ・カー』が装備者のみにしか影響しないことを考えると、物理異常2枚採用は間違いではないか…という意見もあります。
ジェーン電気支援型
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | アレクサンドリナ・セバスチャン | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | ヴィクトリア家政 |
特性 | 異常 | 防護 | 支援 |
属性 | 物理 | 電気 | 電気 |
コンセプト
セスとリナをジェーンのキャリー要因として採用した型です。セスとリナによって電気で一貫性が取れているので、【混沌】も出しやすいです。
リナのコアパッシブ『ちょっとした壊滅のオトモ』による貫通率アップや、追加能力『完美なる舞踏会』によって【感電】効果を付与した際の時間延長を得ることができる点が優秀です。
リナがルーシー同様に支援型であり攻撃判定が長く残るので、ジェーンが盤面に居座る時間が長くできるのも良い点です。
リナの終結スキルダメージ倍率が非常に高いことや、モチーフ音動機『啜り泣くゆりかご』がチームメンバー全体に対して恩恵を与えるというのも無駄がありません。
微妙な点
リナを採用する場合、あらゆる点において【感電】を意識した動きになることが多いです。
セスが電気属性であり、全属性状態異常蓄積耐性が20%ダウン効果があるためシナジーが強いように感じますが、セスは盤面に残るほど全体DPSが下がる傾向にあるため、極限支援以外での活用はすべきではないという意見があります。
セスとリナを組み込むなら同じく異常であるグレースを採用した【電気統一PT】の方が更に一貫性が取れるので、ジェーン採用を見送ったほうが合理的かもしれません。
特務捜査班撃破火力型
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | 朱鳶 | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | 特務捜査班 |
特性 | 異常 | 防護 | 強攻 |
属性 | 物理 | 電気 | エーテル |
コンセプト
特務捜査班で撃破後にダメージを出すことを考慮した型です。特務捜査班所属でまとめられているため全員が追加能力を獲得可能でありシナジーがあります。
朱鳶の追加能力『武装間連携』によって、連携スキルや終結スキルを発動した時に朱鳶の会心率が30%アップ、コアパッシブでも更に強化散弾のスキル与ダメージが最大80%上昇するので、完全にブレイク後にダメージを出す役割を持たせる事ができます。
また、朱鳶やエレンなどの強攻は終結スキルのダメージ倍率が非常に高いので、終結スキルに特化した使い方もできます。
微妙な点
火力要因として役割を持たせるための朱鳶採用ですが、ジェーンで【強撃】をだせば同じくらい火力が出るのではないか…という意見があるようです。
また、属性も物理・電気・エーテルという組み合わせにシナジーがなく、結局のところジェーンと朱鳶でダメージの取り合いになるということが懸念点となっているようです。
全体として強いのではなく、ジェーンと朱鳶がそれぞれ単体で強いという感じでしょう。
そもそも朱鳶を持ってないとできないという点や、ブレイク後の火力は保証されているもののブレイクまでが遠いという問題点もあります。
特務捜査班撃破速度型
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | 青衣 | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | 特務捜査班 |
特性 | 異常 | 防護 | 撃破 |
属性 | 物理 | 電気 | 電気 |
コンセプト
青衣を採用することでブレイク速度やブレイク弱体倍率を上げることを目的とした型です。特務捜査班所属でまとめられていることや電気属性という点でもシナジーが強いです。
所属一致や属性一致、ジェーンとセスにない撃破性能という点で青衣の存在は大きいと言えるでしょう。一般的なPTが「強攻・撃破・支援」で構成されている通り、火力役がダメージを出すためにはブレイクが必要になるため、撃破採用のこの型はブレイク後にダメージが出しやすくなっています。
また、セスの全属性状態異常蓄積耐性が20%ダウン効果と青衣の属性的にも相性が良く、【感電】状態にし易いという点でも優秀です。当然【混沌】も兼ねています。
微妙な点
一見最適解に見える構成ですが、この構成には致命的な欠点があります。
勘違いが起きないように書いておきますと、この構成はむしろ強いです。雑魚エネミーはジェーン、ボスエネミーは青衣などの使い分けもできるので非常に優れた構成ではあります。
しかし、ジェーンを火力採用したPTでは現状「ジェーンをどれだけ盤面に維持できるか」が重要とされていますが、青衣を採用する場合、ブレイクするために前に出るのは青衣であり、ジェーンを下げる必要があるという点が指摘されています。
青衣の心象映画2凸によってブレイク弱体倍率アップが本来の135%になるなど、強力なシナジー効果も存在しますが、この構成の最大の欠点はジェーンと青衣の両方が優秀すぎてどちらも前に出るほど強いという噛み合いの悪さです。
青衣を採用するのであれば、むしろブレイク後に火力が出しやすい朱鳶のほうが役割が明確で良いのではないか…といった意見もあります。
また、両方揃えていないという人にはそもそも選択肢がない構成であることも問題です。
ジェーンの強さと改善点
ジェーンは高火力の異常アタッカーという最大の利点を持っています。
ただし、ジェーン理想PT候補からも分かる通り、ジェーンは強すぎるあまりワンマンで戦うのが最も効率が良く、セスを除く他のメンバーの活躍を奪います。
唯一存在を許されたセスであっても「パリィ支援でのみ使用」となるくらいには、ジェーンの攻撃性能が高過ぎるというのが編成上の問題です。
ジェーンを中心とした構成の改善点は以下のとおりです。
- 前線に出なくても活躍できるメンバーを入れたい
- 撃破(ブレイク)との両立
この点から優秀と言えるのは支援型を採用した「ジェーンキャリー型」のジェーン・セス・ルーシーの構成です。
ブレイク問題はありますがルーシーに明確な役割があります。
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | ルシアーナ・デ・モンテフィーノ | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | カリュドーンの子 |
特性 | 異常 | 防護 | 支援 |
属性 | 物理 | 電気 | 炎 |
支援型の音動機には「自分以外を対象にした効果」がある場合が多いため、支援型の味方エージェントはいるだけで意味があります。
また、役割分担という点では「特務捜査班撃破火力型」で採用される朱鳶も無駄がないです。つまり「ジェーンより強い終結スキルを持つ火力役ならば採用の余地がある」と言えるわけです。
ニコ&カリンの採用
型 | メンバー1 | メンバー2 | メンバー3 |
---|---|---|---|
キャリー&チーム支援型 | ジェーン | セス | ニコ |
役割細分化型 | ジェーン | セス | カリン |
- 極力盤面に居ないことで恩恵を与えるエージェントである
- 終結スキルでジェーンを超えることができるエージェントである
上記の2点からニコ&カリンの構成を考案して試しました。
ニコ採用:キャリー&チーム支援型
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | ニコ・デマラ | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | 邪兎屋 |
特性 | 異常 | 防護 | 支援 |
属性 | 物理 | 電気 | エーテル |
個人的には全構成の中でニコが最も相性がいいと考えています。重要なのは「ジェーンの邪魔にならない構成」であることです。
この構成では、ジェーンを中心とした構成で火力を出す時には必須条件である「ジェーンが最大限盤面に居座る」を満たしつつ、控えにいるニコにも重要な役割があります。
コンセプト
ニコのコアパッシブ『からくり箱』によってエネミーの防御力を最大40%下げることで火力の上昇を図ります。ルーシーとの比較では「敵の防御力が上がるほど恩恵がある」という点で差が出ます。
コアパッシブ:からくり箱
ニコが『特殊スキル』、『強化特殊スキル』、『連携スキル』、『終結スキル』などの最中にリロードを行い、『通常攻撃』と『ダッシュ攻撃』を強化する。強化された弾または力場が敵に命中した場合、ターゲットの防御力が20/25/30/34/36/38/40%ダウンする、継続時間3.5秒。
残念ながら所属や属性にシナジーがないため、追加能力『狡兎三窟』は発動しませんが、そもそもこの構成でのニコの役割はダメージソースではなくデバフ管理であるため、ニコのダメージを気にする必要はありません。
何よりも重要なのは「ダメージソースであるジェーンの火力を伸ばすことができる」ということです。
追加能力:狡兎三窟
チームに自身と同じ属性または同じ陣営のメンバーがいる時に発動:ニコが『コアパッシブ:からくり箱』を通して敵にデバフ効果を付与した時、チーム全体がターゲットに与えるエーテル属性ダメージがさらに25%アップする、継続時間3.5秒。
ジェーンが前線に出ている間、他のメンバーは攻撃しないためエネルギー管理が難しくなりますが、ニコはもともとエネルギー回復効率が高く、モチーフ音動機『ザ・ボールト』によって更に効率があがるので「控えにいる時の性能が最も高いエージェントの一人」といえます。
強化特殊スキル『シュガーボム・サンド』はチャージ使用後にクイック支援が発動するので、メンバー切り替えもスムーズで素早くジェーンに戻すことができます。
心象映画1凸の「力場継続時間UP効果」や6凸の「チーム全体の会心率が最大15%UP」なども、個人としてではなく全体支援として無駄がありません。
音動機による全体支援
モチーフ音動機『ザ・ボールト』によって装備者がスキルによるエーテル属性ダメージを与えた時、チーム全体に与ダメージ最大24%増加バフをもたらす効果はエーテル属性・支援型のニコにのみ許されています。
音動機 | 効果 |
---|---|
ザ・ボールト | [支援]のエージェントに対し、以下の効果を発動可能 『強化特殊スキル』、『連携スキル』または『終結スキル』がエーテル属性ダメージを与えた時、チーム全体がターゲットに与えるダメージ+15/17.5/20/22/24%、装備者のエネルギー自動回復+0.5/0.58/0.65/0.72/0.8Pt/秒、継続時間2秒。同じパッシブ効果は重ね掛け不可。 |
ルーシーによる支援は自身の攻撃力に依存しているためルーシー自身の装備や強化の必要がありますが、ニコがターゲットに与える弱体効果はコアスキルさえ上げていればOK。
コアスキルのスキルレベルによる効果増加倍率もA〜Dくらいまではコスパがいいです。
セスは撃破型として運用
この構成ではジェーンの【強撃】だけをダメージソースとしているため、【感電】や【侵食】にこだわった動きは捨てることが可能です。
そのため、一般的なジェーン理想PTでセスの役割でもあった「電気状態異常蓄積」は必要がなくなり、セス自身の音動機やドライバディスクの自由度が上がります。
ニコを採用しない構成でのセスの使用場面は「ジェーンからのパリィ支援のみ」であり、それ以上のことをすると効率が低下します。
しかし、音動機やドライバディスク構成が自由という前提なら話が変わり、音動機とドライバディスクはすべて撃破用のものに変更することができます。
残念ながら現状だと、防護型の音動機には衝撃力を上昇させる追加効果を持つものはありませんが、あくまでセスを撃破型として使用するということを目的としているので上級ステータスが衝撃力のものであれば特に問題はありません。
セスのモチーフ音動機『秩序の守り手・特化型』はセス自身には恩恵があるものの、ジェーンの火力アップに貢献できず使用する意味がないので撃破型の音動機を使用します。
音動機 | 効果 | 備考 |
---|---|---|
秩序の守り手・特化型 | 基礎ステータス:基礎攻撃力 上級ステータス:攻撃力 [防護]のエージェントに対し、以下の効果を発動可能 シールドがある時、装備者のエネルギー自動回復最大+0.64Pt/秒。『強化特殊スキル』と『支援突撃』による状態異常蓄積値最大+55%。 | ニコ採用構成ではセスの強化は不要のため、攻撃力が死にステとなる。 『コアパッシブ:守護者』のシールド量は攻撃力依存だが、ジェーンにとって重要なのはシールド付与での「断固たる盾」であり、シールド量を参照しないためモチーフ音動機を使用する意味はない。 |
デマラ式電池Ⅱ型 | 基礎ステータス:基礎攻撃力 上級ステータス:衝撃力 [撃破]のエージェントに対し、以下の効果を発動可能 電気属性ダメージ+15/17.5/20/22/24%。『回避反撃』または『支援攻撃』が敵に命中した時、装備者のエネルギー獲得効率+18/20.5/23/25/27.5%、継続時間8秒。 | ジェーン音動機ガチャで凸している場合が多く、Aランクのため入手が容易。 追加効果は発動しない。 |
拘縛されし者 | 基礎ステータス:基礎攻撃力 上級ステータス:衝撃力 [撃破]のエージェントに対し、以下の効果を発動可能 攻撃が敵に命中した時、『通常攻撃』による与ダメージとブレイク値+6/7.5/9/10.5/12%、最大5重まで重ね掛け可能、継続時間8秒。 1回の攻撃において、1回のみ発動可能。継続時間は重ごとに独立してカウントされる。 | 入手が困難ではあるが「デマラ式電池Ⅱ型」よりも衝撃力の伸びがいい。 追加効果は発動しない。 |
防護型セスと撃破型アンビーのパリィ支援によるブレイク倍率は全く同じなので、セスは十分撃破要因として使用することができます。
また、強化特殊スキル『電光シールドラッシュ』のブレイク倍率が最大909.4%、チャージ時で最大1428%となっていて、ライカンの特殊強化スキル『人狼の刻』のチャージ時ブレイク倍率最大1118.9%と比較すると、数値上はライカンよりセスのほうが優秀となります。
ここまでブレイク性能が高いのであれば、ジェーンが少し下がってでも欲張って強化特殊スキルを撃つくらいは許されるかもしれません。
6番ドライバディスクのメインステータスを衝撃力にすることで完全に撃破型にしてしまいましょう。
セスのデシベル値回収効率について ※バグ修正追記あり
セスは現状「極限支援+支援突撃」で貯まるデシベル値効率が最も高いとされているそうです。
2024.09.12の不具合修正でセスとパイパーのデジベル効率の高さがバグであることが判明しました。修正後セスの「極限支援+支援突撃」でたまるデシベル値は328pt(修正前:532pt)となっていました。
修正後のデシベル値効率はカリンより若干低いということになりましたが、それでも上位TOP3位以内にいるので十分高効率であることには代わりありません。
Macaroni Game LabさんYoutubeチャンネルの以下の動画を参考にさせていただきました(有益なデータを取り上げてくださるチャンネルなので是非見に行ってあげてください)。
データが正しければ、「パリィ支援+支援突撃でデシベル値を溜めるならセスが最強」ということになります。
デシベル値が早く貯まるということは終結スキルを撃ちまくれるということなので、これらをデバフ力場を維持するためのニコに使ったり、コンスタントに【強撃】を出すためにジェーンに使ったりできるわけです。
特段ニコの終結スキルはエーテル弾発射後クイック支援で即座にジェーンに戻ってこれるので、ジェーンの盤面維持時間を阻害しません。
総括
- 他のメンバーがジェーンの邪魔をしない(DPS減少問題解決)
- ジェーンメインの場合のブレイク問題の解決(撃破両立問題解決)
- セスによる終結スキルの回転をジェーンの火力アップにつなげる(終結スキルをデバフとして活用)
前に出ないメンバーにもきちんと仕事が果たせるという点でニコ採用は十分にあります。
ジェーン・セス・ニコの組み合わせは全体的な支援バランスにおいて最も優秀であり、ジェーンの良さを消すことなく有効に活用しながら火力を出すことが可能です。
カリン採用:役割細分化型
ジェーン・ドゥ | セス・ローウェル | カリン・ウィクス | |
---|---|---|---|
メンバー構成 | |||
所属 | 特務捜査班 | 特務捜査班 | ヴィクトリア家政 |
特性 | 異常 | 防護 | 強攻 |
属性 | 物理 | 電気 | 物理 |
ニコと同様に「ジェーンの邪魔をしない」という制約のもと考えられるもう一つの選択肢がカリンです。この構成でのカリンの役割はブレイク中の終結スキル専門となります。
コンセプト
カリンは物理属性という点でジェーンとシナジーが発揮でき、追加能力『お掃除ヘルパー』によって自身を強化することができます。また、コアパッシブによっても与ダメージが増加します。
「終結スキルダメージ倍率においてジェーンより優れたキャラが存在する」という考えのもと、物理状態異常蓄積や【強撃】を無駄にせず最も火力を出すことができるのがカリンというわけです(ヒット数などの影響もあるので、終結スキルダメージ倍率=与ダメージにはならないです)。
コアパッシブ:集中
連打または長押しで、カリンがチェーンソーで敵に持続的に斬撃を与えた時、スキルの与ダメージが18.7/21.8/25/28.1/31.2/34.3/37.5%アップする。
追加能力:お掃除ヘルパー
チームに自身と同じ属性または同じ陣営のメンバーがいる時に発動:カリンの攻撃がブレイク状態の敵に命中した時、自身の与ダメージが35%アップする。
カリンの終結スキル『も、申し訳ございません!』のダメージ倍率は最大4796.3%であり、エレンや朱鳶に並んで終結スキルの性能が高いことがわかっています。
各スキルレベル毎のダメージ量などはHoYoWiKi!エージェントページから確認することができます。
キャラクター | 終結スキル名 | 終結スキルダメージ倍率 (スキルLv.16想定) |
---|---|---|
リナ | 女王の侍従たち | 5004.2% |
「11号」 | 轟く烈火 | 4971% |
カリン | も、申し訳ございません! | 4796.3% |
セス | 正義は必ず勝つ | 4785.8% |
蒼角 | カツ・モツ・斬!大盛り! | 4703.3% |
朱鳶 | 殲滅モードMAX | 4674.6% |
エレン | 終わりなき冬の狂宴 | 4469.3% |
アンドー | 回れ!回れ!!回れ!!! | 4294.4% |
ルーシー | サヨナラホームラン! | 1354.3%*3 |
ライカン | 使命を果たす | 4005.6% |
青衣 | 八声甘州 | 3949.2% |
パイパー | しっかり掴まってろ~! | 3925.4% |
ベン | 債「拳」、利息付き弁砕 | 3884% |
ビリー | スターライト、ここに輝く! | 3777.2% |
猫宮又奈 | クロースマッシュ | 3714.6% |
クレタ | 地の底にぶちこんでやる! | 3660.8% (協力時:4004%) |
ニコ | 特製エーテルグレネード | 1528.8%+2064.2% (砲撃ダメージ+力場ダメージ) |
アンビー | オーバードライブエンジン | 3576.6% |
グレース | 発破作業中立入禁止 | 3496.3% |
ジェーン | 罪悪の華 | 3476.1% |
リナの終結スキルのダメージ倍率が最も高いですが、ステータスすべてを攻撃に振り切ることができるかという点と、【電気統一PT】に対して「ジェーン採用の必要性があるか」という問題が出るので今回は取り上げません。
リナはセスとのシナジーはありますがジェーンとのシナジーはありません。その点でカリンは物理であるためジェーンと直接的なシナジーが存在しているので、物理状態異常蓄積と【強撃】によるダメージ源を共有できます。
セスも終結スキルのダメージ倍率が高いですが、セスはニコ採用構成で取り上げた通り、撃破型として運用することになるので終結スキルを撃つ余裕はありません。
代わりにカリンの装備をすべて攻撃力に振ることで役割を細分化して終結スキルのダメージ効率をあげます。
ジェーン | セス | カリン | |
---|---|---|---|
役割 | 通常攻撃 強化特殊スキル 状態異常 | パリィ支援によるブレイク デシベル蓄積 | 終結スキル |
強攻2枚編成のような火力タイプのエージェントを複数採用するのは本来であれば構成的に難しいですが、セスが撃破要因となることでカリンを終結スキル専門として使用することができ、ジェーンの盤面維持の邪魔にもなりません。
カリンの音動機とディスク
カリンのモチーフ音動機『ハウスキーパー』は、エネルギーの自動回復効果と強化特殊スキル命中時にダメージを大幅に増加する効果がありますが、カリンの強化特殊スキルは時間がかかるタイプの動作のため、使用するとジェーンの盤面維持の邪魔になります。
カリンが行うのは終結スキルのみで十分であり、『ハウスキーパー』の装備はあまり効果的ではありません。
更にシナジーの強い音動機として、猫又のモチーフ音動機『鋼の肉球』が物理型・強攻・ダメージ増加特化となっているので、持っていたら優先的に使用したいです。
音動機 | 効果 | 備考 |
---|---|---|
秩序の守り手・特化型 | 基礎ステータス:基礎攻撃力 上級ステータス:攻撃力 [強攻]のエージェントに対し、以下の効果を発動可能 控えにいる時、装備者のエネルギー自動回復+0.45/0.52/0.58/0.65/0.72Pt/秒。『強化特殊スキル』が敵に命中すると、装備者の物理属性ダメージ+3/3.5/4/4.4/4.8%、最大15重まで重ね掛け可能、継続時間1秒。重複して発動すると継続時間が更新される。 | カリン採用構成の場合、カリンが強化特殊スキルを使用するのは好ましくないため、音動機効果が死に効果になる。 |
鋼の肉球 | 基礎ステータ:基礎攻撃力 上級ステータス:会心率 [強攻]のエージェントに対し、以下の効果を発動可能 物理属性ダメージ+20/25/30/35/40%。敵を背後から攻撃し、なおかつ命中した時、装備者の与ダメージ+25/31.5/38/44/50%。 | シンプルに物理属性ダメージが大幅に増加する上に、背後から命中したとき更に大幅に増加する。 |
ディスクについては与ダメージが伸びるものであれば問題ありません。4・5・6番ディスクは攻撃力%や与ダメージが上昇するものを厳選すると効率が良くなります。
獣牙のヘヴィメタルの4セット効果は「任意のメンバーが敵に強撃効果を付与した時、装備者がターゲットに与えるダメージ+35%、継続時間12秒。」なので、ジェーンによって12秒以上強撃の間隔が空くことがないこのメンバー構成ではカリンは常に与ダメージが+35%されると考えていいです。
残りの2枚はホルモン・パンクやウッドペッカー・エレクトロなどで攻撃力や会心率を底上げすると良いでしょう。
セスは撃破とデシベル値蓄積
ニコ構成の章で説明した通り、セスの役割はブレイクとデシベル値蓄積なので、音動機やディスクも可能な限り撃破型に寄せた構成にすることをおすすめします。
少なくとも6番ディスクはメインステータスが衝撃力のものを選び、音動機もモチーフではなく撃破型のものを使用しましょう。
余談ですが、ブレイク倍率が高かったりデシベル値蓄積効率が高かったり、セス君のステータスは一体どういう設計なんでしょうね…。
まとめ
ジェーンとセスに組み合わせて相性がいいエージェントは「ルーシー・リナ・ニコ・カリン」あたりだと思います。特段Aランクの中で凸している人が多いであろうニコ・カリンは採用択としては優秀な部類です。
ルーシーとニコはほとんど役割が一緒ですが、エネミーの防御依存での差やルーシーをどこまで強くできるかという点で差別化されます。
カリンについてはヴィクトリア家政に同じく強攻のエレンがいることや、上位互換の強攻がいることなどからガチPTでの採用が難しいと考えられがちですが、ジェーンの実装にともなって十分ガチPTで選択の余地が出ました。
ニコとカリンを使用したいという人も多いと思いますので、是非上記のような構成で使ってあげてほしいです。
ピンバック: 【ゼンゼロ】セスのデシベル値効率がバグだったことが判明 - MINTPARM - ゼンレスゾーンゼロ