ニコの特殊強化スキル『シュガーボム・サンド』には【隠しコマンド】がある、というのは既に知っている人が多いと思いますが、追加効果とモーション省略について取り上げている方が少なかったので記載しておきます。
本記事ではニコ自身やスキルの性能は省略して、【隠しコマンド】の概要と【隠しコマンドを使用する必要はあるのか】について解説します。
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ニコの隠しコマンドについて
『ニコ・デマラ』には特殊強化スキルを使用する際にモーションが変化する【隠しコマンド】が存在します。
【隠しコマンド】の入力に成功すると、ニコは鞄に腰をかけたままエーテルチャージを行います。
隠しコマンドのやり方
特殊強化スキル発動中(E長押し中)、エーテル弾が発射されるまでの間に『移動キーもしくは移動スティックを一回転』することでモーションが変化します。
一回転はどの方向から始めても問題ありません。
スキル | コマンド概要 |
---|---|
『シュガーボム・サンド』 隠しコマンド特殊強化スキル | E長押し中 + 移動キーもしくは移動スティックを一回転 |
いくつかの攻略サイトや動画で、『スティック一回転と二回転で2種類のモーションある』という解説がされていることを確認していますが、正確には『コマンド入力に成功したか失敗したか』によってモーションが変化しています。
判定基準と結果は以下のとおりです。
コマンド判定基準 | 成否 | 結果のモーション |
---|---|---|
ニコが鞄に座り切ったあとにEを離す | 成功 | ニコが鞄に座ったまま直線上にエーテル弾を発射し、即時に次の行動が可能 |
ニコが鞄に座り切る前にEを離す | 失敗 | ニコが鞄から転げ落ちて放物線を描くエーテル弾を発射し、短時間行動不可 |
マウス&キーボードの場合、Eキーをおした状態でWASDキーを一回転押し切るのは難しいので、キー操作設定からマウスのサイドボタンにもEキースキルを設定すると出しやすくなります。
成功モーション
失敗モーション
隠しコマンドの効果と必要性
エネミーとゼロ距離の状態で隠しコマンド入力特殊強化スキルに成功すると、ダメージ量と異常状態蓄積効果量が大幅に増加します。
会心率と会心ダメージ増加によって乱数差が出るため、検証は2桁回ずつ行っています。サンプルとして3回ずつ画像を切り出してました。
以下、検証参考画像です。
※以下画像内のエネミー名が「テイルウイング」になっていますが、正しくは「ティルヴィング」です。
上記のLv.20状態だと差が小さくわかりにくいですが、ニコLv.50で音動機やディスクを整えた状態だと差が顕著に出ました。
エネミーのレベルが低い状態だと倒してしまうため、検証ではニコと同様にLv.50にして耐えられるようにし、異常状態蓄積効果検証はボスエネミーに対して行いました。
以下の動画はLv.50条件でのティルヴィングに対して、「タメあり近距離」とエネミー回復後に「隠しコマンド近距離」を検証したものです。
※以下画像内の音動機名が「ザ・ボールド」になっていますが、正しくは「ザ・ボールト」です。
「ゼロ距離かつ最後までチャージしているかどうか」がダメージ増加の条件となっているようで、仮に【隠しコマンド】入力に成功してモーションが成功判定でも、最後までチャージしていない場合ダメージは増えません。
一応、遠距離であっても最後までチャージしていればダメージは若干増加している模様です。
コマンド判定基準 | 成否 | ダメージ結果 |
---|---|---|
ニコが鞄に座り切ったあとにすぐEを離して発射 | モーション自体は成功 | ダメージ増加は少ない |
ニコが勝手に発射するまでEを長押しを続ける | 完全成功 | 最大ダメージ |
ダメージ増加が会心率依存なのか、会心ダメージ量依存なのか、別でダメージ源が発生しているのかどうかまでは不明です。
動画を見る感じだと、どちらも異常状態蓄積効果によって最大までゲージが溜まっていますが、隠しコマンドありの方だけ【侵食】により追加ダメージが発生しているようにみえます。
音動機による特殊性能の可能性があったので、ニコの持ち音動機『ザ・ボールト』以外でも検証しましたが、ダメージ量はおそらくほぼ変わらないとの結論です(測定条件に差があるため断言はしません)。
また、「タメなし→タメあり→隠しコマンド」の順にエネルギー消費量が増加します。
近距離での発射が可能な場合には、積極的に使っていったほうがDPSが高くなるので【隠しコマンド】が有用な場面はあります。
隠しコマンド特殊強化スキルの効果的な使い方
チャージ時間が異なるので使い分けるのが最適ではあるのですが、特殊強化スキル『シュガーボム・サンド』は「スキル発動中に無敵効果を得る」ことができ、敵が突進してきたタイミングでカウンターのように使用することで【隠しコマンド】のダメージ増加条件を満たしつつ回避することが可能です。
【隠しコマンド】入力中は常に無敵なので、タメなしで発動するより長い時間攻撃を受け流すことができます。
隠しコマンドのモーション省略コンボ
モーションを省略するコンボも存在します。コントローラーやタブレットなどの場合は比較的簡単に出すことができますが、キーボード&マウスだと難易度はやや高めです。
- 通常攻撃のいずれかの段階から特殊強化スキル(E長押し)と移動キーの一回転を先行入力する。
- 通常攻撃のいずれかの段階から攻撃キーを長押ししたまま、移動キーの一回転を入力する。
- ダッシュ攻撃から攻撃キーを長押ししたまま、移動キーの一回転を入力する。
特殊強化スキルを通常発動する際の「鞄の構え」をキャンセルしてスムーズに繋げる事が可能です。
通常攻撃後の隙が大きいニコですが、無敵効果のある特殊強化スキルに素早くつなげることで、攻撃しながら回避ができて隙が少なくなります。
ただし、通常攻撃から派生した場合は「タメあり」とほぼ同じ扱いで、ダメージ量は少なめとなっています。通常攻撃が挟まる分、「タメあり」よりも少しだけ「通常攻撃からの派生」のほうがダメージが出ている気がします。
ダメージ量の優劣比較はおそらく以下のとおりです。
E短押しのタメなし << E長押しのタメあり ≦ 通常攻撃長押し(途中からE長押し)からの派生一回転 << E長押しからの一回転
【侵食】が発生しているのは「E長押しからの一回転」だけのようので、異常状態蓄積の観点から見て一番DPSが高いということになりそうです。
どこからでもつながるあたり、攻撃モーションの遷移がどういう仕組みになっているのか不明ですが、ここまで計算されて作られているのだとしたら末恐ろしいゲームですね。
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